アラビア語

アラブ世界の中でも、湾岸諸国は少し特殊な環境にあり、アラビア語が一切分からなくても生活することができる。

大きなショッピングモールで働いているのはフィリピン人やインド人。彼らとのやり取りは英語。アラビア語を全く知らない店員も少なくない。現地ローカルが買い物のために英語を学ばなくてはならないと揶揄されるほど。

では、仕事ではどうか。こちらも企業なら同僚は外国人だらけなのでアラビア語よりも英語が共通語になる。(参考までに政府内では書類のやり時は全てアラビア語であるが、よほど特殊技能を持っているといった場合をのぞいて、日本人が政府機関で雇用される可能性は殆どない。同じ能力ならより安く使えるインド人を、アラビア語能力を重視するならネイティブであるエジプト人やスーダン人を採用する方がメリットがあるため。)

ドバイなどに憧れてやってくる日本人が後を絶たない。
無論、何処に住んで何をしようと個人の勝手だ。
とはいえ、その大半は勝手に「夢破れて」手のひらを返したようにネガキャンを繰り広げるというパターンだから呆れる。

残念ながら、そうやって湾岸へやってくる日本人は、就労に際しての要件を満たしていない人が殆どである。冒頭に戻るが、アラビア語は出来なくても全く問題ない。英語が出来て、(ここが肝要なのだが)他国出稼ぎと張り合っても負けないだけの技能と経験を持っていれば、仕事を見つけることは難しいことではない。ただし、日本で同じ仕事をするのに比べて格段に安い賃金と、けして良いとはいえない住居環境に甘んじることができれば、の話だが。

ビザ更新

妻の滞在ビザ、すなわち家族ビザの更新のためにイミグレーションオフィスへ。

初年度が5年、その後は3年、3年ときたのだが、今年は2年しか貰えなかった。どうやら制度が変わって家族ビザは2年しか出ないことになったらしい。職場からは3年分の申請をするための保証書を作ってもらったのだが、効力はなかった。

外国人という立場は、常にビザ取得の不安がつきまとう。
ましてスポンサー制度が軸となる湾岸諸国では、いつ突然切られるかわからない。

常に異邦人としての危うい立ち位置を意識しながら暮らす。まぁ、それも悪いことばかりではないと思っている。気持ちを旅人のごとく保っていられるのなら、どこに居ても生きていける。

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