ロンドン市長

新しく選出されたロンドン市長が「ムスリム」だということで話題になっている。

確かに欧州を代表する大都市の長にムスリムがなったということは注目すべきことかもしれない。
しかしながら、この件で重要なのは彼が「移民の子」であり「労働者階級出身」であるという点だ。それに比べたら、彼がムスリムであるという事実は、ことさら話題にするようなことでもない。

一応は「イスラムフォビア」と戦うといった趣旨の発言もしている。
それは「ムスリム」として注目される自身の立場を意識したものであろうし、あるいはそれをうまく利用しようとしていることによるものかもしれないが、ムスリムに肩入れするようなことが目立てば、反発を招くことは当然解っているだろう。かといってムスリムが不利益を被るような事態を無視することも命取りになる。

彼自身、ムスリムであることにばかりスポットライトを浴びせられるのは不本意だと思う。また、周囲がそういうところにばかり目を奪われていては、彼の手腕を見誤るだろう。

SNSなどを見ていても、ムスリムがこの結果を好意的に見ているのがよく分かる。しかし、そんなことに喜んでいるから、ムスリム世界はいつまで経っても問題を抱え続けるのだ。

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