再利用

オーブンがまた壊れた。

電源を入れるとブレーカーが即落ちる。どうやら内部でショートしているっぽい。

単純な構造なので修理は簡単だろう。しかし、持ち込むのに手間がかかるし修理待ちになる。それに恐らく新品を買うくらいの費用がかかる。

考えあぐねて、結局新しいものを買うことに。夕方出かけたハイパーマーケットでタイミングよく在庫の値下げ品が出ていたので、それに決めた。

家に持ち帰って、古いものと入れ替え。ここで古いオーブンをどうするかというと、そのままアパートの前のゴミ箱の脇に置くだけ。

以前住んでいたアパートで使っていた古いオーブンも残っていたので、それをついでに出しに行ったら、最初に出したオーブンは既に姿がなくなっていた。たった5分ほどの間に。

通りがかりの誰かが持っていったのだ。ここではゴミの分別や、生活ゴミと粗大ゴミの区別はない。回収用の大きなゴミ箱の側に出しておくと、普段からそういった廃品を探し歩く出稼ぎ労働者たちが勝手に持って行ってくれる。ゴミに出すくらいなので壊れていることは承知の上。彼らは家電などを安く修理してくれる店を知っているから、そこへ持ち込んで直して使ったり、中古マーケットに持ち込んだりするらしい。

生活の知恵なんて洒落たものではないが、なんとなくそうやって上手く社会は回っている。

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