Monolog」カテゴリーアーカイブ

挨拶と敬意

湾岸人同士の挨拶の基本は右頬を3回軽く触れさせるものだが、外国人、特に非アラブ系が相手の場合は握手で済ませる人も多い。 一方で同じ湾岸人でもベドウィン系の挨拶は独特だ。お互いの鼻と鼻をチョンと触れさせる。顔を至近距離まで… 続きを読む »

マジリスの掟

昔、メンバーの大半が独身かつ50〜60代以上というちょっと風変わりな集まりに加わっていたことがあった。 もちろん集まってくる顔ぶれの殆どがカタル人だ。 基本的には同じルーツを持つ部族に属する者たち。こういった集まりをここ… 続きを読む »

コーヒー

朝は何をおいても先ずはコーヒーである。 たった10分の通勤時間とは言え、日本のようなマナーの良さは期待できないこの国で、安全運転のためには頭を冴えた状態にしておく必要がある。 最近はコーヒーメーカーでドリップ。できるなら… 続きを読む »

回帰

タイへ帰るたびにいつも思うことがある。 それは、連れ添って10年になる妻のことだ。 彼女が生まれたこの村は、今でこそ舗装路が整備されたり、すぐ横を流れる川に橋が掛けられたりしているが、10年前に私が初めて訪れた時は、林の… 続きを読む »

重なる文化

イードの休暇を利用して、毎年ラマダーン月の最終週にタイの村へ帰省する。 妻が生まれ育ったその村は、マレーシアとの国境まで40kmのところにある。村を縦断する対面通行の道路の左右にはゴムの木などの農園が広がり、その切れ間に… 続きを読む »

お前の生に価値を問う

かつて湾岸諸国では、南アジアを中心とした地域から、ラクダレースの騎手として働くことを目的に、子供たちが連れてこられるケースがあった。 競馬の騎手が体重50kgを切るように、ラクダレースの騎手にも軽さが求められる。 それゆ… 続きを読む »

選べない未来

カタルの教育関連機関との提携業務の一つで、タイ深南部の大学を卒業したばかりの女子12名が、今年からドーハ市内の訓練施設で暮らしている。 彼女たちはナニーとして訓練を受け、終了後はカタール人家庭に住み込みで働く予定になって… 続きを読む »

床屋の話

髭は男の嗜み。 この国では、男性はほぼ数日おきに床屋へ足を運んでは髭の手入れに余念がない。 私もできれば週に二度は行きたいところだが、色々と事情があって週に一度だけ、郊外の商業コンプレックス内にある床屋へ顔を出す。 ドー… 続きを読む »

不条理の上で

職場には各階に小さな台所があり、そこに平均2,3名の給仕が働いている。 彼らの主な仕事は職員たちに飲み物を運んだり、コピーなどの雑用をこなすこと。 イベントなどで会場へ資材を運びこむのも彼らの仕事だ。 そんな給仕の一人、… 続きを読む »