メトロに乗ってみた

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 今月8日から営業を開始したドーハ・メトロ。
 現在は未だお試し期間ということで、平日の8:00〜23:00のみの運行。ラマダーン月の変則勤務もあって、なかなか足を運ぶ機会がなかったのですが、昨夜やっと試乗することができました。

 ドーハ市内エリアは地下を、郊外に出ると地上の高架を走ります。
 今回はレッドラインと呼ばれる海岸沿いを南北に走る路線のみがオープンしましたが、市内を横断するグリーンライン、ゴールドラインも年内には営業開始の見込み。開通当初は営業区画も限定されていますが、最終的にはカタール国内を網羅する形で4本の路線が開通する予定になっているようです。

 車輌は日本製(近畿車両製造)で、完全自動運転。
 一般客用の「スタンダード」、家族専用の「ファミリー」、そして日本で言うグリーン車にあたる「ゴールドクラブ」の3編成。先頭車両を「ファミリー」と「ゴールドクラブ」で二分割し、残りの2両が「スタンダード」という構成です。

 大きさは東京の大江戸線と同じくらいで、走り出しのインバーターの音階を踏んでいくような音が懐かしい。乗り心地は悪くなく、発車・停車による揺れも殆どなく、手すりに掴まらなくてもふらつくようなこともありません。

 日本と違うのは、あちこちにある「乗客」のピクトグラムがアラブ装束を着ているところでしょうか。

 表示および音声案内はアラビア語と英語を併用。
 各駅舎には結構な数の職員が常駐して、メトロに乗りなれない乗客を誘導しているのですが、切符の買い方まであれこれと世話を焼いてくれるのは、電車が当たり前の社会で育った身としてはちょっと鬱陶しい気も。

 運賃は1回当たり2リヤル(約60円)で、これは駅数には関係しません。どこまで乗っても2リヤル。切符はSuicaと同じタッチ式のカード・タイプでリチャージが可能。カードのデポジットがスタンダードで10リヤル、ゴールドクラブで30リヤルとなっています。購入時にはこれに運賃分を足して支払う形。また1日乗車券が6リヤルで販売されているのですが、通常のカードでも6リヤル、つまり3回乗車すると上限に達して、それ以降は運賃の支払いは行われません。これは試運転期間中の暫定的措置なのかどうかは不明です。

 今回は終電ギリギリの時間帯だったこともあって、全行程を乗ることは出来ませんでした。また夜のため、地上区間もあまり楽しめなかったので、次回は是非とも昼間に乗りたいと思います。
 残念ながらアパートの近くには駅舎がまだないのですが、現在住んでいるエリア内にグリーンラインの延伸が計画されているようなので、それに期待して待つことにしましょう。

福嶋タケシ