外務大臣

投稿者: | 24/10/2019
ハッジを目前に控えた夕刻のメッカ(2013年)

昨日、サウジアラビアの新しい外務大臣が発表になりました。

Saudi Arabia appoints Prince Faisal bin Farhan as new foreign minister

Middle East Eyeより引用

Sheikh Faisal bin Farhan Al Saudは米国で教育を受け、2017年から2年間、Sheikh Khalid bin Salman Al Saud駐米大使(現国防副大臣)の顧問を務めていた人物。2019年の3月に駐ドイツ大使に任命されていますが、それから半年で外務大臣に抜擢。

44歳という年齢に対して「若い」という評価がちらほら見受けられますが、前任であるIbrahim Abdulaziz Al-Assaf氏が70歳だったことを考えれば確かに「若返った」と見ることもできるでしょう。ただ、湾岸諸国では40代前後で大臣職に就任することはそれほど珍しい話でもありません。

サウジの外務大臣といえば、対カタール断交が始まった頃から地域メディアに頻繁に出ていたAdel al-Jubeir氏が思い浮かびますが、彼は2018年10月に起きたJamal Khashoggi氏殺害事件に関して、メディア対応等で事実上の「責任」を取らされる格好で、同年12月をもって外交担当国務大臣に「降格」になりました。

その直後にAl-Assaf氏が外務大臣に任命されましたが、それからわずか10ヶ月での交代劇。新しく就任したSheikh Faisalは駐ドイツ大使だった今年の夏には、対イランにおいて強行とも取れる発言をしています。

Saudi ambassador to Germany says all options on the table against Iran: radio

Reutersより引用

Al-Assaf氏が取って代わった後も、公の場ではAl-Jubeir氏が表に出てくることが多かったようですが、再び王族が外務大臣に就いた今、同じように今後も国際会議などにおいて前面で発言をするのか注目です。