徐々に広がる不安

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昨日の保健省の発表では、先月末に政府のチャーター機(つまりは救援機)に乗って帰国したカタール人グループのうち更に2名がCOVID-19に感染していることが判明。数日前に発表された1名と合わせて、3月2日現在の感染発症者は3名になりました。

ただ、いずれも政府のチャーター機で帰国しているため、到着後はすぐに他の乗客や乗務員とともに隔離施設に移動していたため、生活域での接触は認められず、今のところは感染が拡大する可能性は限りなくゼロといったところ。

しかし、ついに感染者が出たというニュースは、国内に暮らすカタール人および外国人にとってはショックが大きかったようで、先々週から既に品切れを起こしているマスクに続いて、昨日は除菌ジェル(サニタイザー)がスーパーの棚から姿を消しました。

昨夜、妻と二人でアパートの周辺にあるスーパーを何軒か回ってみましたが、何処にも見当たらず、ウェットティッシュだけ買って帰宅。そのウェットティッシュも普段は山のように積まれているものが、残り僅かという状態でした。

売り場ではやはり同じ目的で来ていると思われる客が多数。見ていると、どうやら東南アジア系が目立ちます。それも特定の国出身者。そういえば、3年前の断交開始の時も、スーパーで食料や日用品を買いだめしていたのは彼らでした。

出稼ぎ労働者として、南アジア系に比べるとまだ歴史が浅いと言わざるを得ない彼ら。男女ともに露出度が高めの服装を着てモールや街中を歩く。周囲からの厳しい目に気づくこともない。社会に媚びる必要はありませんが、外国人として暮らす上での謙虚さは、徐々に身につけていかないと、いつか大きなしっぺ返しを食らうでしょう。

話がそれました。

日本では一部のデマが引き起こしたトイレットペーパーの買い占めなどが問題になっているようですが、無くなっても企業努力によって補給が期待できるのに比べ、当地では殆どの商品が輸入に頼っていることから、一度品切れを起こすとなかなか補充は来ないのが悩みの種。

一部のスーパーでは常時スタッフが待機して、エスカレーターの手すりを消毒するなど、以前に比べるとやや物々しい雰囲気になっています。

一方、既にイラン向けの便は全て欠航。また噂の域を出ませんが、エジプトからの入国を拒否する措置を取り始めたとか、韓国発の便では、トランジット客のみ搭乗させるなど、侵入を防ぐためであろう様々な措置が取られているようです。

このまま収束のタイミングが見えない場合、日本からの便も欠航や入国拒否といった対象になる可能性もあり得ます。今年の一時帰国、とりあえず白紙ですね……。

福嶋タケシ