静かなラマダーン

最終更新日

4月24日(正確には前日の日没後)からラマダーン月が始まりました。

世界中がそうであるようにカタールも国が封鎖されている中で、かつ食料品と医薬品を除くすべての店舗が営業停止しています。モスクもグランドモスクだけがドアを開いていますが、中へ入ることができるのは限られたごく一部の人たちだけとう状況。

ラマダーンまで数日を迫った頃のスークの喧騒も、イフタールを食べるために親族や友人を訪ね歩く光景も、モスクから聞こえてくる長い礼拝の朗唱も、あらゆることがなくなってしまった今年のラマダーン。

一昨日は夜に入ってから隣接するエリアにあるハイパーマーケットまで食料の買い出しに出向きましたが、駐車場はガラガラで店内も客の姿はまばら。入店時の検温は見慣れてしまいましたが、今は更にマスクとグローブの着用が必須となり、物々しい買い物風景。

店内では、量り売りの青果物がパック売りに切り替わっています。日本のスーパーでは当たり前の売り方ですが、こちらでは非常に新鮮に映ります。

量り売りしている商品もまだあり、計量ブースは透明な樹脂パネルで囲まれて、なんだか物々しい感じに。店内のあちこちにも「ソーシャル・ディスタンシング」を喚起する表示があります。

結局あれこれ探しものをしていたら2時間近くかかってしまいました。感染リスクを考えれば、あまり店内に長居するのはよくないのですが。

商品は通常と変わらない状態で、1ヶ月前ならまず手に入らなかったマスクやサニタイザーも棚に山積みになっていました。ただ、インドなどロックダウンが続く国々からの輸入品は品切れになっているものもあります。

それにしても、ラマダーンとは思えない客の少なさ。皆さん、やはりステイホームを守っているのか、あるいはイベントなどすべてキャンセルされているので、家族連れで出かけるような宛もなく、また親族間での訪問にも自粛要請が出されている現状では、家にいるしかないのでしょうね。

福嶋タケシ

シェアする