新しい相棒

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カメラを買いました。正確には買い増ししました、ですか。

色々と悩んだ挙句、やっぱり富士フイルム。気になるカメラはたくさんあります。今年出てくると噂のカメラにも興味津々です。でもですね、写真を撮ることが生業の一部である自分にとって、好きなカメラを(財布の許す限り)好きなように買う、というわけにはいきません。壊れたらどうするの?とか、必要なオプションが発生したら、何処で手に入れるの?とか、クリアしなくてはならないハードルがいくつもあります。

真っ先にふるいにかけられるのは「代理店が存在するかどうか」です。カメラ機材は全て輸入品としてやってくるこの国では、しっかりとサポートをしてくれる代理店なくしては、仕事で使うモノを買うことはできません。

企業が数ある業務の一つとしてカメラ部門を運営する形の代理店なら、いくつか扱っているメーカーがあります。しかし売ることだけが機能していて、アフターサービスというものは全く期待できません。

そんな中で富士フイルム製品を販売するTB社は、単に商品を売るだけではなく、定期的なフォトウォークの開催や、SNSでの積極的な広報、メッセンジャーアプリを使ったユーザーへの情報提供など、包括的な営業活動が印象的です。

自分は趣味として数年来富士フイルムのXシリーズを使用してきました。当然ながら個人的な思い入れなどもありますが、このような代理店の積極的姿勢を信頼して、仕事でもXシリーズを使うようになったのです。

今回は個人所有としての購入。目的は動画撮影です。

これまで、YouTubeの動画作成などには、パナソニックのG8を使っていました。これもコンパクトで軽くて、取り回しのしやすい良いカメラ。ただし、画質に関しては、ビットレートが固定になっている点など、不満が募っていました。

広角寄り、あるいは大口径といったレンズがないのも、より多くの表現方法に興味が増していく上で気になるところでした。しかし、これ以上システムを拡充させることには躊躇いが。

G8を使う側で、X-Pro2で動画を撮ることもありました。レンジファインダー風味のボディを持つこのカメラは、動画機能が搭載されてはいたものの、撮影には不向き。それでも、出てくる映像に私の気持ちは持っていかれます。

この画をもっと撮りやすいカメラで。そう思った時に、富士フイルムから新しいカメラの発表がありました。それがX-T4です。しかし、発売直後のカメラはソフトウェアにバグなどがある可能性も高い。何より価格が。内容から言えばバーゲンと言って良い値付けですが、限られた予算の前では無力でした。

そこで、手振れ補正が内蔵されているもう一つのXシリーズ、X-H1に白羽の矢が立ちます。しかし、X-H1はすでにディスコン。日本国内ではまだ在庫が売られているのは知っていましたが、自粛が叫ばれる昨今に、実家へ配送してもらい、カメラから電池を抜いて転送してもらうことを、家族に依頼するのはモラルとして正しいこととは思えず。カタールは如何なる形であってもリチウム電池が内容物に含まれている荷物を、EMS経由では受け取りしていないのです。

そこで、当地の代理店に相談。仕事で使うカメラを購入したことで顔見知りになった職員に直接メッセで問い合わせました。返事は残念ながら「在庫なし」。

しょんぼりした翌日に、再び彼からメッセが入ります。「展示品が1点だけ残っているのですが、興味ありますか?」

値段を聞けば、新品の3割引き程度。新品と言っても発売から2年が経ったX-H1の店頭価格は、発売当初の半額以下になっているので、そこからさらに割引なら相当お得と言えます。しかも縦位置バッテリグリップもおまけでつけてくれるというではありませんか。それだけでも確か2、3万円はする代物ですよ。

1年間の保証が付くことも確認して、購入を決めました。

角があちこち擦り切れていて、モニターにも微妙に擦り傷があるけれど、動作には全く問題なし。今まで使っていたカメラより少しだけ大きいボディは、むしろ握りやすくて安定感があります。最新のカメラと比べたら、色々至らないところはありますが、自分がやろうと思っていることには十分以上の性能です。

MCO(行動制限命令)が終了したら、ガンガン撮りにいきたいと思っています。それまでは、部屋の中で撮れるものを撮りまくるつもりです。

いや、本当に良い買い物をしました。

福嶋タケシ

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