エコバッグの話

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日本のスーパーではレジ袋(プラスチック袋)の有料化が始まりましたね。

それ以前の無料だった時でも、レジで渡される袋は一カゴあたり2枚くらいが標準的だった気がしますが、ここカタールではどこでも豪快にレジ袋を配ってくれます。

大きなハイパーマーケットでは各レジに荷物を詰める係が常駐していて、カートからレジのベルトコンベアへ商品を移すのも、精算されたものを袋へ詰めるのも彼らの仕事。

野菜なら2、3種類で1袋。冷凍物は別袋。日用品は別袋。とやっていくうちに、あっという間にカートの中は袋だらけに。我が家にはゴミ箱が台所と各部屋の合計4個もありますが、ゴミ袋に困ることはありません。

ところが最近レジでよくエコバッグを勧められるようになりました。一部の外資系ハイパーマーケットでは、エコバッグ購入が前提のレジなども数レーン設置されています。

しかしながら、エコバッグはまだまだ普及という域には達していません。それはエコや環境といったキーワードに対する現地あるいは在住者の意識の低さもありますが、基本的に外出時は手ぶらという文化も関係しているのかも。

そもそも車社会。モールなどの商業施設へ入る時には、バッグなどは車内へ置いたままにします。住宅地に路駐するのでもない限り、公共の駐車場内なら車上荒らしの危険もありません。

仮に大きなバッグなどを背負って入店しようとすると、係員に止められて一時預かりとなります。これは防犯(万引き防止)とテロ対策のため。ただし女性の小さめのショルダーバッグなどは例外です。これは財布やスマホを入れるためのポケットが女性の服には付いていないことが多く、小物を入れて持ち歩く必要があるからでしょう。

それ以外の場面、例えば市場や海岸通などでも、タコ部屋住まいで荷物の安全が保証されない外国人労働者が恐らくは全財産をバッグに入れて背負っているケースを除けば、荷物を持ち歩く人は少数です。もちろん民族衣装を着たローカルたちは皆手ぶら。

もう一つエコバッグが普及しない別な理由としては、一度に買う量が半端ないというのもありそうです。特にローカルは大家族なので、カートの山盛りなんて当たり前、精算に並ぶカートが2台以上という客も珍しくありません。

そんなこんなで普及しないエコバッグ。感染症の拡大で衛生面でも使い捨てできるプラスチックバッグに回帰する動きもあります。回帰といえば、そもそもプラスチック袋が登場する以前は買い物カゴを使っていたのですよね。カタールではどうしていたのでしょうか。落ち着いたらマジリスで尋ねてみましょう。