エアコン修理

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今のアパートに引っ越した時、政府から準備金のようなものが提供されました。家具なしのアパートに入居する人には一律で支払われるものだとかで、結構な額面がありました。

家具類は前に住んでいたアパートで既に買い揃えていた我が家は、部屋に取り付けるエアコンを全部屋(4部屋)分全て一度に購入することに。

その中でリビングが最も広く、壁にはエアコン設置用のパイプが2カ所あったのですが、二人暮らしにそこまでは必要ないだろうと、少し容量の大きいタイプを1台だけ取り付けたのです。

ところが翌年以降、このリビングのエアコンがご機嫌斜めに。さすがに連日45度を上回るカタールの夏は荷が重かったのでしょうか。しかし寝室や予備の部屋の韓国製は何事もなく稼働しているのに、リビングの日本製が根をあげるとは情けない。

それでも騙し騙し、あるいは予備の部屋に逃げ込みつつ、なんとか使ってきました。

とは言っても客が来る時はリビングでおもてなしすることになり、エアコンが効かない部屋に招待するわけにもいかず。

去年、妻の伝でタイ人のエアコン修理工にチェックを依頼したところ、内部のクリーニングが必要だという診断。ところが相手のスケジュールやら、こちらの休暇突入やらで都合が合わず。二人とも戻ってくる頃には暑い季節も終わっているだろうし、来年の夏までに再度調整ということで一旦は保留になりました。

そして迎えた今年。そろそろ連絡をと思ったところへコロナが。それでも5月中頃まではそれなりに冷えていたので、もしかしたらこのまま大丈夫かもという期待もあったのです。

しかし6月に入った頃を境に気候が夏本番へ。いくら設定温度を下げても冷たい風は吹き出さず、とてもリビングに座っていられるような状況ではなくなります。

慌てて件のタイ人に連絡したら職場で感染者が出てたとかで、陰性だった彼も隔離施設に入れられてしまったという返事が。

どうしたものかと再び悩みます。何しろここでは機械物の修理は個人で探すには当たり外れが大き過ぎるし、サービス系企業に依頼すると高くつきます。

そこでまた妻の提案でアパートの門番に聞いてみることに。すると良い修理工を知っているとの返事。一か八かで来てもらうことにします。

翌日、約束の時間よりやや遅れてやってきたのはバングラデシュ人とネパール人のコンビ。歳は二人とも30後半といった感じで、見たところベテランっぽい。

エアコンをチェックして、やはり清掃が必要だと。それでどうするのかと見ていたら、不要な外装を剥がしてから歯ブラシで奥の方をゴシゴシし出すではありませんか。そんなことでキレイにできるのか?と半信半疑で見守る私。エアコンのクリーニングと言ったら、大掛かりな準備をして高温スチーム洗浄みたいなのでは?

と一応清掃完了したと言うので試運転。え?確かにひんやりと、そして本来の風量で勢いよく吹き出す冷風。

ちゃんと直ってる(汗

帰り際に修理代を尋ねて支払います。105リヤルと聞こえたので110リヤル渡したら、「いや、150って言ったんですけど……」それは失礼。でも手元に細かいのがなかったので、200渡しました。釣りはいらねぇってことで。

自分が満足したのなら、ちょっと盛って払う。次に何かあったら真っ先に飛んできてくれることでしょう。こういう時期だから、ほんの少しのことでお互いが上手く回っていけるのだと思うのです。