ナショナルデー

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No Darb Al Saai activities for Qatar National Day 2020

The Peninsula

12月18日はカタールのナショナルデー。

当日はもちろんですが、毎年12月に入るとこの日に向けて様々なイベントが行われます。

そんなイベントの一つがDarb Al Saaiと呼ばれるエキシビジョン。簡単に言ってしまうと、カタールの歴史や文化を学ぶためのイベントです。会場は外国人よりもカタール人の方が多く、初日の夜に行われる国旗掲揚には大勢の人がやってきて見守る姿が見られます。

そのDarb Al Saaiが今年はコロナの影響で中止との発表がありました。残念ですが、仕方がありません。ちなみにナショナルデーに関わるイベントが中止になったのは今回が初めてではなく、2016年にシリアのアレッポでの戦争で大勢の市民が犠牲になったのを受けて、首長殿下の指示により全てのイベントがキャンセルされたことがあります。

Darb Al Saai以外にナショナルデーで行われる主なイベントは、軍事パレード、花火、クラシックカーパレードなどがありますが、2007年にそれまでの独立記念日(9月3日)から変更になった際、各部族による祝賀会というものが行われていました。

最初の数年は各部族がそれぞれの主だった地域でテントを張り、午後から夜にかけて連日祝いの剣舞などを披露し、それを首長殿下をはじめとした王族関係者が訪問して労うというのが慣しだったのです。

その後、郊外に専用のエリアが設置され、各部族は政府から指定されたエリアに各自テントを張ったり、櫓を組んだりしていました。それまでバラバラに行われていたものを一か所に集めることで、訪問する王族関係者の負担を少なくすることも目的の一つだったのでしょう。

そのイベントも前述の2016年のキャンセルにより、始まって数日後には撤収となりました。まだ完全に準備の整っていない部族もあったようです。

そして翌年からは、この部族イベントは廃止されてしまいます。聞いた話では「各部族間の対立を煽ってしまう」からだと。首長殿下もお忙しいわけですから、全ての部族のテントを訪問することはできません。格が違うと言ったら失礼な話ではありますが、やはり他の王族が訪問するのとでは、部族側の受け止め方も違ってきます。そういった心理面でも無用な感情を引き起こすのは得策ではないという判断があったのかもしれませんね。